さる8月1日午後4時前ごろ、京都市下京区を走行していた3トントラックが、商店街のアーケードの支柱に突っ込み、トラックが燃える事故がありました。
トラックを運転していた男性は、「走行中に運転席にあった物が落ちて、それを拾おうとしてハンドル操作を誤った」と供述しているということです。
車を運転するほとんどの人は、運転中にダッシュボードに置いていた書類や、助手席に置いていたカバンなどが落ちたり、あるいは落ちそうになったりした経験があると思います。
そうしたときの人間の心理としては、とっさに手を出したり、拾おうとするのですが、たいていの場合は落ちたものが運転に影響することは少なく、慌てて手を出したりする必要がないものばかりです。
ですから、運転中に物が落ちても慌てて手を出したりしないで、安全な場所に停止してから拾うようにすることが重要です。
もっとも、物が落ちるような場所に書類などを置かないようにすることが大前提です。書類などはダッシュボードの上などに置かずカバンに入れるなど、走行中に落ちないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2023.8.8更新)
運転中の「ヒューマンエラー」は、事故に直結する危険が非常に高いため避けなければいけません。
事故診断テスト「事故を防ぐヒューマンエラー危険度診断」は、日頃の運転を振り返り、48の質問に「ハイ」「イイエ」で答えていただくことで、「手抜き行動」「思い込み・錯覚」などの6つの危険度のうち、自身がどのようなヒューマンエラーを起こしやすいかを診断することができます。