片側2車線以上ある道路で進路変更するとき、皆さんは後続車の確認をするでしょうが、ミラーをちらっと見て進路変更することはありませんか? このとき、ミラーの死角に入っていた二輪車などが近くにいると、接触・衝突する恐れがあります。
さる8月22日午後1時10分ごろ、兵庫県尼崎市の阪神高速道路で、乗用車が進路変更したとき並走していた二輪車と接触し、二輪車が転倒して乗員の男性が重傷を負いました。
乗用車の運転者が並走二輪車に気づかないまま進路変更し、接触したとみられています。
こうした事故を防ぐためには、ミラーをちらっと見るだけの確認では不十分です。必ず、進路変更する方向に顔を向けて、自車のすぐ近くに二輪車などがいないか目視で確認する習慣をつけましょう。
二輪車が非常に近くにいると、かえってミラーに映らないことがありますので、目視確認は絶対に必要であることを忘れないでください。
(シンク出版株式会社 2023.9.4更新)
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