さる9月12日午前7時半ごろ、兵庫県尼崎市内の県道で建設会社のワゴン車が自転車に乗っていた男性(62歳)を追い抜く際に左ミラーを接触させて転倒させ、肋骨を折るなど大けがを負わせる事故が発生しました。
ワゴン車の運転者からは基準値を超えるアルコールが検出され、酒気帯び運転で逮捕されましたが、「午前0時ごろにソーダ割りの焼酎を3杯飲んだ」と供述していますので、夜中に飲んだアルコールが抜けないまま社有車を運転していたものと見られています。
夜遅くまでお酒を飲んでも、仮眠をしたり朝になると「もう酒は覚めただろう」と思い込んだり、「朝は検問がないから大丈夫だろう」と甘く考えて運転をするドライバーが少なくありません。
しかし体内に残ったアルコールは確実に運転スキルを損ないますので、この事故のように接触したり、追突したりするリスクを大きくしてしまいます。
前夜にお酒を飲んだときは、アルコールが完全に体内から抜けるまで運転をしてはいけないことを自覚しましょう。なお、翌朝に運転業務のある人は、多量飲酒を控え、早めに切り上げるようにしてください。
(シンク出版株式会社 2023.9.21更新)
今年も、「2024トラック運行管理者手帳」と「2024バス運行管理者手帳」を好評発売中です。運行管理者の皆様は、ぜひ、お早めにお申し込みください。
本手帳は運行管理者として知っておきたい知識を「法令編」「知識編」「データ編」にまとめて収録し、最近の法改正、告示・通達の改正にも対応しています。
カレンダー、メモ欄も充実した内容ですので、スケジュール管理も万全です。