先日、福島県郡山市で道路脇の駐車場から右折合流しようとした車が、右から来たバイクと衝突する事故がありました。
道路脇の駐車場などから右折合流する場合には、両方の車線の安全確認をしなければならず、見落としのリスクは非常に高くなりますので注意が必要です。
とくに、車線が何車線もある場合には、走行してくる車が多いため確認すべき対象が多くなります。今回の事故現場の道路は片側2車線でしたので、見落としやすい面があったのではないかと思います。
また、事故発生時間が午後7時頃で暗かったことも、安全確認をしにくくさせたのではないかと思います。ヘッドライトが1灯しか点灯していなバイクは、2灯ある四輪車と違って、存在そのものを発見しにくかったり、他の四輪車のライトに紛れたりするからです。
右折して合流する場合、右折先の車線の遠くから車が来ていると、その車が来る前に合流したいと焦り、手前の車線から来る車の安全確認が疎かになることがよくあります。
右折合流は、信号待ちなどで両方の車線の車が全く来ないときに行うようにしてください。
(シンク出版株式会社 2023.12.14更新)
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