さる1月25日午前8時頃、愛媛県西条市の交差点で、左折する大型トラックが、自転車に乗った女子高校生を巻込み、死亡させる事故が発生しました。
報道によると現場は視界を遮るようなものもなく、トラックの運転者は漫然と左折したのではないかと考えられます。
トラックが左折時に起こした死亡・重傷事故の特徴としては、その7割を自転車が占めていることや、その自転車の多くが併進していることが挙げられます。
左折時の事故防止方法として、バス会社をはじめ多くの事業所では左折時の「一時停止」と「安全確認」を指導していますので、ぜひ取り組んでください。
また、交差点に進入する前に自転車を追い抜いた際には、そのことを頭に入れて起き、「自転車が来るかもしれない」と考え、慎重に左折することも重要です。
(シンク出版株式会社 2024.2.5更新)
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