わが国は災害大国なので、地震や台風などの自然災害で停電することがあり、停電すると当然交差点の信号機が作動していない状況で車を運転することになります。
以前、台風が上陸して過ぎ去った後、停電で交差点の信号機が点灯していない状況で車を運転した経験がありますが、信号が点灯していない交差点ほど怖いものはありません。
信号が点灯していれば、自分の進行している道路か、交差する道路かどちらか一方の通行を制御している訳ですから、信号無視をする車がいない限り、出会い頭に衝突することはありません。
ところが、信号が点灯していないということは、どちらの車も交差点に入ってくる可能性が高くなりますので、出会い頭に衝突するリスクは格段に高くなります。
交差点の信号が点灯していないときは、交差道路から車が来ると考えてスピードを落として進入するようにしてください。
また、警察官が手信号で交通の流れを制御してくれているときには、その指示にしたがうようにしてください。
(シンク出版株式会社 2024.2.8更新)
近年は地球温暖化などを原因とする異常気象により、豪雨や強風・突風、猛暑、豪雪等の自然災害が多発しています。
また、我が国は地震大国ですので、いつ何時、大きな揺れに襲われるかもわかりません。しかしながら、日々自然災害への対応意識を高めておけば、被害を最小限に留めることができます。
本書は、運転中に自然災害に見舞われた6つの運転場面を提示しており、それぞれの危険要因と対処方法を考えていただく教育教材です。