交差点からの発進時は一呼吸置いてゆっくりと - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

交差点からの発進時は一呼吸置いてゆっくりと

 先日、信号機のある交差点で信号待ちをしていて青信号になって発進しようとしたところ、左後方から来た自転車が直前を横切ってきて、もう少しで衝突しそうになりました。

 

 信号待ちから発進するときには、目線はほぼ正面に向いていますし、左後方から自転車が横切ってくることをほとんど予測していませんので、発見するのは容易ではありません。

 それでも、事故を避けられたのは、いつも心がけている運転のお蔭だと思っています。

 

 一つは、青信号に変わってもすぐに発進しなかったことです。青信号になっても渡り遅れの歩行者などや信号の変わり目に急いで渡ってくる自転車などがいるかもしれないと思って、一呼吸置いて発進するようにしているのです。

 

 もう一つは、発進してもすぐにアクセルを踏み込まなかったことです。これも前記と同様に、渡り遅れの歩行者などがいた場合に、すぐにブレーキを踏むことができるからです。

 

 交差点で信号待ちから発進するときには、急いで発進するのではなく、一呼吸置いてゆっくり発進するのが、事故防止の有効な手段だと思います。

 

(シンク出版株式会社 2024.2.9更新)

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