このところ、日本各地で雨が降り続く日が続いていますが、雨天時に運転するにあたり、自転車に対する注意点を取り上げてみたいと思います。
まず、雨のなかを走行している自転車は、雨合羽を着ているか、傘を差して乗っていると思います。
そうなると、いちばん注意したいのが、合羽や傘で周囲の視界が十分に確保できていないということです。
そのため、車が近づいてきているのに自転車は気づかずに、車の前にふらふらと出てくることがありますので注意が必要です。
また、傘を差して乗っている自転車は、片手で運転することになりますので、いざというときに片手でしかブレーキが掛けられません。そのため、晴れの日の乾いた路面では停止できたものが,停止できずに衝突してしまうといったことも起こります。
雨の日に車を運転しているときに、傘差し自転車を見かけたら、こちらを認識していない、ブレーキをかけてもなかなか停止できない、ということを頭に入れて、可能な限りの距離をとって運転するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2024.3.28更新)
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