先日、新潟市東区の丁字路交差点で、30歳の男性が運転する普通乗用車が右から進行してきた普通乗用車と衝突する事故が発生しました。
男性は、衝突した車両を運転していた20代男性に軽いケガをさせたにもかかわらず、救護措置をとらずに逃げた疑いで逮捕されました。
30歳の男性側に一時停止の義務があり、交差道路に車の前方が飛び出していて、道路右から進行してきた20代の男性が運転する車と衝突したということです。
一時停止線のある交差点を通過するとき、交差道路の状況の見通しが悪く状況がよく確認できないと、一時停止線を越えて止まる人は結構いるのではないかと思います。
しかし、いきなり一時停止線を越えてしまうと、事例のように交差道路から来る車と衝突するリスクがありますので、一時停止線を安易に超えないようにする必要があります。とくに、二輪車の場合は道路左端を走行してきますので、衝突するリスクはより高まります。
交差道路の見通しが悪い場合には、一時停止線で一旦停止し、それから安全確認ができる所までソロソロと出ていく二段階停止を実行するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2024.4.17更新)
本書は国土交通省が定めた初任運転者に対する指導のうち、「安全運転の実技」に明記されている「添乗(横乗り)指導等によって20時間以上実施」の項目を深く掘り下げた内容になっています。
これまで、初任運転者に対する実技指導の具体的なマニュアルを策定していない事業所では、指導内容にバラつきが生じ、運転者が不満を持ってすぐに辞めてしまうこともありました。
イラストを多用した本書を活用いただければ、効果的な初任運転者に対する実技指導が可能となりますので、是非ご活用ください。