路面でバウンドしたらハンドルを切らない

 さる4月14日午後2時20分ごろ、北海道森町の片側1車線の見通しのよい直線道路を走行していた乗用車が、対向車線にはみ出しワゴン車と正面衝突する事故がありました。

 

 乗用車の運転者は「凸凹の道路でバウンドし、ハンドル操作ができなくなってしまって、対向車線に飛び出してしまった」などと話しています。

 

 道路の凸凹でバウンドしていたということですので、相当スピードを出していたのではないかと思います。

 

 ハンドル操作ができないという点については、バウンドしてタイヤが浮き上がった状態になっていたので、そこでいくらハンドルを回しても車の方向が変わらなかったということだと思います。

 

 そして、ハンドルを切ってタイヤが曲がった状態で着地をすると、そこでグリップ力が回復しますから、タイヤが対向車線に向いていて、そのままはみ出したのではないでしょうか。

 

 いずれにしても、道路の凸凹で車が浮き上がるほどスピードを出さないことはもちろんですが、車が跳ね上がったときは、むやみにハンドルを回さずに真っすぐ握ったままにしておくことです。

 

(シンク出版株式会社 2024.4.18更新)

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