さる5月1日午前6時ごろ、静岡県三島市の立体駐車場の4階を歩いていた男性が、上の階から降りてきた車にはねられる事故がありました。
立体駐車場内を走行するときに、注意しなければならないことは死角が多いということです。
たとえば、上の階から下の階に降りるときには、曲がりながら降りますので、そこでは壁や柱があって死角になっています。
そのため、曲がったところに人がいたりすると気づくのが遅れてしまいます。駐車場内が暗い場合は、さらに発見が遅れます。
また、駐車場内を上るときにはさほどスピードが出ていませんが、降りるときにはスピードが出ていることが多く、少しでも発見が遅れると衝突するリスクが高くなります。
歩行者側も駐車場内ということで油断しており、無防備に通路中央付近を歩いていることがあります。
立体駐車場内では、歩行者の存在を意識してスピードを出さないように走行してください。
(シンク出版株式会社 2024.5.7更新)
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