さる7月2日午前9時頃、滋賀県内のトンネルで幼稚園バスが前の乗用車に衝突し、そのはずみで乗用車が前の乗用車が衝突するなどの事故が発生しました。
事故の原因は明らかになっていませんが、事故当時、道路が渋滞していたとのことで、送迎バスがスピードを出し過ぎており、前車の減速に気づくのが遅れたのかも知れません。
トンネル内では暗く、風景の変化も少ないことから、スピードの感覚を失いやすいと言われます。
そのため、安易に前車に追従していると、「知らぬ間にスピードが上がっていた」ということにもなりかねません。
また、前を走行している車のスピードを把握するのも、難しくなります。そのため、スピードを出しているとあっという間に前車に近づき、慌ててブレーキを踏むということもあります。
トンネル内を走行するときには、こまめにスピードメーターを確認するとともに、前車との車間距離を意識的にとって追従するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2024.7.4更新)
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