先日、三重県松阪市の伊勢自動車道の下り車線を走行していた乗用車が、インターチェンジの出口と本線車線上の分岐点に置かれているクッションドラム(緩衝材)に衝突し、横転する事故がありました。
この車を運転していた女性は、車から出て上り車線に歩いて入ったところに乗用車にはねられ、その後下り車線に戻った際にもはねられて死亡しました。
どういう理由で本線車線に入って行ったのかわかりませんが、交通事故を起こすと気が動転して本線車線に出てしまい、走行してくる車にはねられる事故が少なくありません。
ハイスピードで走行する高速道路では、車が遠くにいるように見えてもあっという間に近づいてきます。
ですから、車が来る前に本線車線を横断しようとして、はねられてしまうのです。
事故を起こしたら、誰でも気が動転するとは思いますが、慌てて動いたら自分がはねられると考えて、まず気分を落ち着かせてから安全な行動をとるようにしてください。
(シンク出版株式会社 2024.8.11更新)
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