さる5月19日午後4時すぎ、静岡県内の道路でバスが自転車を追い越したところ、自転車が転倒する事故が発生しました。
警察によると、バスと自転車は接触してはいませんが、バスの運転士は「追い越した際に自転車との距離が近かった」と話しています。
道路を走る自転車や二輪車を追い抜く際に、スピードが出ていたり、側方間隔が不足していると、この事故のようにぶつからなくても風圧等で転倒するおそれがあります。
道路の右側を走る自転車等を追い越す際には、1.5mほどの側方間隔をあける、接近する場合はできるかぎりスピードを落として安全に通過するように心がけましょう。
2026年5月23日までには、車が自転車を追い抜く際、間隔に応じた安全な速度で進行するルールが新設されますので、この点も、注意しておいてください。
(シンク出版株式会社 2025.5.21更新)
「軽く考えていませんか?自転車事故!」は、四輪車と自転車の事故事例を6つのパターンに分けて取り上げています。
事例ごとに四輪車のドライバー、自転車利用者双方にどのような過失があったかを考え、どのような不安全行動が事故に結びついたかを理解することができます。
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