さる7月23日午後6時15分ごろ、京都市内を走行していた市営バスの前に、突然自転車が飛び出してきたため運転者が急ブレーキをかけた際に、立っていた女性が転倒して左肩を強く打って骨折する事故がありました。
自転車はスポーツタイプのようなもので、乗っていたのは男性とみられ、その場から立ち去ったために、警察ではひき逃げ事件として自転車の行方を追っています。
この事故では、自転車とバスは直接接触した訳ではありませんので、事故の責任がないのではないかと思われがちです。
しかし、接触していなくても過失が問われるケースはいくらでもあります。
たとえば、タクシーがウインカーを出さずに車線変更したために、後続の原付バイクが急ブレーキをかけて転倒した事故では、タクシー側に100%の過失を認定しています。
無謀な運転をして事故のきっかけを作ると、事故の責任を問われることがあります。絶対に、他車に急ブレーキを踏ませるような運転をしないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2025.7.28更新)
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