2014年

2月

10日

3月の運転管理 …… 2014(平成26)年

危機管理意識を高めて管理の実態を調べよう

 3月は年度末として平成25年度の安全運転管理の活動内容、違反・事故の実態などを反省しましょう。

 本年度の実態を踏まえて、平成26年年度の運転管理、ドライバー指導計画に役立ててください。

 

 また、異動の時期でもあり、季節の移り変わりによる心身の体調不良などが発生しやすいので、健康観察に留意しましょう。

■3月の安全運転目標
○ヒヤリ・ハット体験
 をいかして危険予測
 運転を実践 

■3月の管理重点目標
○安全管理の総点検
○新年度の安全運転
 管理計画の策定

■3月の健康管理目標
○体調の変化に注意
○花粉症対策
 


安全運転管理

■3月の安全運転目標

■ヒヤリ・ハット体験をいかして危険予測運転を実践しよう

 そろそろ暖かい日も多くなって歩行者や自転車の姿が目につく時期です。飛出しなどでヒヤリ・ハットする機会も増えるのではないでしょうか?

 運転中のヒヤリ・ハット体験というのは、そのときはドキっとしても忘れてしまうと事故防止に結びきません。

 今月は、自分自身のヒヤリ・ハット体験を記録するなど強く意識して、安全運転に結びつけてはいかがでしょうか。

 

■運転経路別にヒヤリ・ハット体験を記録する

 どの道路のどの場所で、どんなヒヤリ・ハット体験をしたかを記録しておくことが重要です。同じ場所を再度通るときに、危険を意識するようになりますし、同じような状況の交差点などで危険予測意識が働くようにもなります。

 危険のイメージを類型化して意識することが重要です。

 

■時間帯別にヒヤリ・ハット体験を整理する

 また、毎日走行するような経路でも、走行する時間帯によって、運転場面における危険状況がかなり変化します。

 たとえば、普段は交通量の少ない生活道路であっても、登校時間帯には通学自転車や多くの小学生が現れて危険といったことがあります。また、ショッピングセンターの近くでは、開店時間や夕食前の時間帯を迎えると、急に歩行者や自転車の横断者が増える場所があります。こうした、時間帯に関係するヒヤリ・ハット体験も、記録するだけでなく頭の中にメモしておきましょう。

 ショッピングセンターの予告看板を見て、危険な時間帯にかかると感じるときには、スピードを落とし左右に注意するといった反応が期待できます。

■3月の管理重点目標

■安全管理・運行管理の総点検をしよう

 年度末を迎え、事業所の管理・指導のあり方を総点検しましょう。点検すべき内容としては、以下の項目に目をくばりましょう。

 

 ・安全の規定や規則は、きちんと守られているか

 ・指導資料などはきちんと配布されてきたか

 ・職場毎に実施する安全指導の報告は届いているか

 ・職場の安全ポスターなどはきちんと掲示されているか

 ・本年度に策定した改善策は実施されたか

 ・現場における指差呼称などは実施されているか

 ・事故、違反などの報告はきちんとされているか

 ・ヒヤリ・ハット体験などの情報が提出されているか

 

 1人の管理者がすべてを総点検するのは大変でしょうから、職場ごとに安全管理委員などを任命して、協力を仰ぎましょう。 

■平成26年度の安全運転管理計画を立てよう

 26年度の計画を策定する上では、平成25年度の安全運転管理の反省・評価をしっかりと行うことが重要です。

 年度当初にたてた「あるべき姿」にどこまで近づけたのか、管理・指導の過程を踏まえて評価しましょう。とくに事故惹起者への指導と改善が達成できたかどうかは重要です。

 

 単年度の反省ができたら、今度は、過去10年間の交通事故の傾向や交通違反などの傾向を踏まえて、平成25年度の実態を評価しましょう。

 長い目で見てバック事故の多発が横ばいなどの状況が見られれば、打破のために抜本的な対策が必要です。

 

 計画を実行するための人材の配置にも留意しましょう。たとえば交通安全運動時期の協力は事業所内のだれに担当してもらうのか、年度計画で事前にはっきりとさせておくことが重要です。

 

 

 ※ 年間の安全運転管理計画は  → こちらからダウンロードできます。

 

平成26年春の全国交通安全運動
  内閣府作成のポスター

■春の全国交通安全運動の準備をすすめよう

 

 4月には春の全国交通安全運動が実施されます。重点項目を踏まえて自社なりの交通安全運動への参加指針を策定し、運動の資料も配布しておきましょう。
 特に、生活道路などにおける交通弱者の安全確保を徹底する指導が重要です。

 なお交通安全運動の全国重点は以下の3点です。

 

・運動の実施期間 4月6日(日)~15日(火)

・交通事故死ゼロを目指す日 4月10日(木)

・運動の基本テーマ「子どもと高齢者の交通事故防止」

・全国重点項目

 (1)自転車の安全利用の推進
   (特に、自転車安全利用五則の周知徹底)
 (2)全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
 (3)飲酒運転の根絶

 

 ※交通安全運動の詳細に関しては → 内閣府のWEBサイトを参照

■3月の健康管理目標

■季節の変わり目の体調変化に注意しよう

 陽射しが暖かくなり、春に近づいています。 しかし季節の変わり目であるこの時期は、急激な気温・気圧の変化や転勤・転属など生活環境の変化も加わって、体調変化が起こりやすい時期です。

 

 とくに、新しい職場に配属されることが決まった人は、転勤・引越しなどの準備でつい無理をしがちです。こんなときに不眠や頭痛などの愁訴があり、運転業務にも影響が現れる人が多いので、管理者も目を配っておきましょう。

■花粉症薬による眠気に注意しよう 
 すでに、花粉症の症状が出て、薬を服用している運転者も多くいると思われます。

 よく効く花粉症薬は、抗ヒスタミン剤が含まれているので、眠気や意識のぼんやりを招くといった副作用がありますので、注意しましょう。

 抗ヒスタミン薬でも、眠気が起こりにくいタイプも増えています。運転時に薬を服用する必要がある場合は、薬剤師や医師によく相談することが大切です。

 

 花粉の飛散予報については環境省の予報ページを参照(毎時35分頃に更新)。

 

■その他の管理項目

【自動車運送事業の運行管理者の皆さんへ】

■安全管理規定を踏まえた指導・監督の計画を

 全ての貸切バス運送事業所では、平成25年10月から「安全管理規定」の作成と届出が義務づけられましたが、規定に添った教育訓練などの計画は万全でしょうか。

 「安全管理規定」のなかでは、

『輸送の安全目標を達成するため、必要となる人材育成のため、教育・指導及び研修の具体的な計画を策定し、着実に実施する』

といった文言をうたわれたと思います。

 これがお題目で終わらないように、また、実際に監査などの際に提出できるように、年間の教育計画を作成しておきましょう。年度末ですので、4月からの指導・監督の計画を策定するには最適です。

■5両未満事業所でも運行管理者を選任

 平成25年5月に施行された、改正「貨物自動車運送事業輸送安全規則」に伴い、今年4月30日までに、保有車両が5両未満の貨物自動車運送事業の営業所も、運行管理者の選任を行う必要があります。

 もう2か月しかありませんので、まだ選任を終えていない事業所は急いで運行管理者を確保する必要があります。

自動車運送事業者に対する監査

■荷主勧告制度を見直し、悪質な場合は社名を公表

 国土交通省は、貨物自動車運送事業法の荷主勧告運用通達を改正し、来月の4月1日から施行されます。

 これまでの荷主勧告制度は勧告実績がなく、実効性に乏しいという批判があったので、以下の様な改正が行われます。

 監査などで荷主の過積載要請などが判明すれば、勧告を受けて即社名も公表されます。運送事業者としても、改正の趣旨を踏まえて、荷主の無理な要求に応じることなく、健全なパートナシップを構築するように努力しましょう。

 

●改正点1──輸送の安全確保に関する違反全般に勧告が及ぶ

 荷主勧告の前提となるトラック運送事業者の違反として、従来は、「過積載運行」「過労運転防止違反」「最高速度違反」のみが挙げられていますが、他の輸送の安全に係る違反全般についても対象となります。

 

●改正点2──警告の発動にかかわらず勧告

 現行の制度では、荷主勧告発動の前提として、「警告的内容の協力要請書」の発出実績が必要ですが、これを改正し、トラック運送事業者のさまざまな違反が「主として荷主の行為に起因するものであると認められるとき」は、発出実績にかかわらず、荷主勧告を発動できるようになります。

 

●改正点3──協力要請書を「警告書」に

 現行の「警告的内容の協力要請書」を「警告書」に改めます。

 また、荷主勧告には至らない違反内容でも、トラック運送事業者の違反行為に荷主の関与が認められ、違反行為の再発防止のため必要なときは、警告書が発出されるようになります。 

 

■3月の管理ごよみ──2014年/平成26年──

日  付 行 事 等
1日(土)~

31日(月)

・自殺対策強化月間──政府では、毎年3月を自殺対策強化月間に設定し、啓発活動と併せて支援策を重点的に実施しています。

1日(土)

7日(金)

車両火災予防運動(春季全国火災予防運動)

──火災予防意識の高揚と車両火災防止のため、全国火災予防運動とあわせて同期間に実施されます。

・車両火災原因をみると、放火と放火の疑いによる火災が約14%を占めているので、駐車場の防火管理も重要です。

2日

運行管理者試験(平成25年度第2回試験)

──詳しくは運行管理者試験センターのWEBサイトを参照してください。

3日(

・ひな祭り(桃の節句)/耳の日

6日(木) 啓蟄
11日(火)

・3月の製品安全点検日──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。

11日(火) ・東日本大震災発災の日──震災で亡くなられた方々の慰霊を行い、防災対策を再確認する。
14日(金) ・ホワイトデー
18日(火) ・彼岸の入り

21日(

春分の日

23日(

・世界気象デー ──1950年のこの日に世界気象機関条約が発効したことを記念して制定(World Meteorological Day)

25日(火)

・電気記念日

   
 3月上旬 ・第30回「安全衛生標語」の募集──標語の種類は、平成26年度年末年始無災害運動標語、平成27年年間標語──例年、締切りは4月30日(中央労働災害防止協会
 3月中旬

・平成25年中の30日以内交通事故死者統計の発表警察庁

平成26年使用の交通安全スローガンポスターデザイン入選作の発表全日本交通安全協会

 

 3月下旬

・平成25年12月分 トラック輸送情報国土交通省

 

 ◆3月の日没時間(国立天文台天文情報センターによる)

1日(土) 福岡 18:15 大阪 17:54 東京 17:36
15日(土) 福岡 18:26 大阪 18:05 東京 17:48
31日(月) 福岡 18:38 大阪 18:18 東京 18:01

★「おもいやりライト=早めの点灯
  運動に取り組みましょう!
 3月は徐々に日が長くなりますが、点灯が早すぎるということはありません。「おもいやりライト」の精神で早めのライト点灯を習慣にしましょう。

 「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯を ドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。横浜の運動事務局の呼びかけに呼応して全国で点灯活動が展開されています。


 ※詳しくはおもいやりライトのサイトを参照してください

 

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