―― 車は急に 止まれません ――
皆さんは、ブレーキを踏めば車はすぐに止まると思っていませんか。たとえば、徐行といわれる速度であっても、ブレーキを踏んでから完全に停止するまでに数メートルは進んでしまいます。車は急に止まれないことを意識して、安全運転に取り組みましょう。
―― 左折時は 一時停止で 安全確認 ――
交差点を左折する際には、二輪車をはじめ、歩行者や自転車の巻き込みに注意が必要です。左折時には徐行することはもちろん、一時停止して安全確認を行うくらいの慎重な運転を心がけましょう。
―― 後退前に 必ず一呼吸 置きましょう ――
駐車する際、ギア(シフトレバー)を入れ替えると同時にバックしていませんか。慌てて後退すると、障害物等に接触する恐れがあります。後退する際には必ず一呼吸置き、後方の安全を確認してから開始しましょう。
―― まぁいいか その一杯が 人生破綻に ――
ビールが美味しい季節になりました。しかしながら、運転する予定がある場合には、絶対に我慢してください。「ちょっとくらい大丈夫」と誘惑に負けてしまうと、あなたの人生を狂わすことになりかねません。
―― 夏休み 慣れた道でも 子供に注意 ――
夏休み期間中は、子供の行動パターンが変化します。そのため、普段は出会うことのない時間や場所でも子供たちと遭遇するかもしれません。生活道路を走行する際には特に注意して運転してください。
―― 運転前に タイヤの状態 確かめよう ――
家族旅行や帰省などで、車で長距離を走行する機会が増える季節になりました。夏場はタイヤに関するトラブルが増えるため、空気圧が適正かどうか、タイヤに亀裂や傷がないかどうかを運転前に確認しましょう。
―― クラクション 安易な使用は 控えよう ――
安易なクラクションの使用は、周囲の誤解を生み、トラブルに発展する危険があります。クラクションは、自車の存在に気づいていない他車に対して注意を促すものです。その他の運転場面でやむを得ずクラクションを使用する際には、優しく短く鳴らしてください。
―― ゲリラ豪雨 遭遇したら 運転中断 ――
ゲリラ豪雨が全国各地で発生しています。一時間に50㎜以上の非常に激しい雨のなかでは、視界の確保が困難です。このような天候下では、無理して運転するのではなく、安全な場所に車を止め、豪雨が通り過ぎるのを待ちましょう。
―― 車両火災 点検整備で 未然に防止 ――
車両火災のニュースをよく見かけます。その原因には様々なことが考えられますが、点検整備不十分、整備作業ミスといった点検整備に関するものが多いと言われています。適切かつ確実な点検整備を実施しましょう。
―― 自転車も 飲んだら乗らない 絶対に ――
道路交通法では、クルマはもちろん、自転車でも飲酒運転を禁止しています。「自転車であればちょっとくらい飲酒していても大丈夫」とは考えず、クルマの運転同様、飲んだら乗らないを徹底しましょう。
―― ダイヤマーク 見たら必ず アクセルオフ ――
路面に標示されたダイヤマークは、横断歩道または自転車横断帯ありを意味するものです。ダイヤマークを見かけた場合、まずはアクセルから足を離していつでも止まれるように準備しましょう。
―― 冠水路 安易な進入は 危険です ――
集中豪雨のときには、道路が冠水することがあります。これくらいなら大丈夫だろうと安易に進入すると途中でエンジンが停止してしまうおそれがあります。冠水している道路はできるかぎり避けて走行してください。
―― ドラレコ録画 運転前に 必ず確認 ――
普及の進むドライブレコーダーですが、きちんと動作しているかどうか定期的に確認していますか。近年では常時録画のドライブレコーダが多く、SDカードに負担がかかりますので、高耐久タイプを使うようにしましょう。いざというときに録画されていなかったということがないように、運転前には電源が入っているかどうか接続状況も確認しましょう。
―― かもしれない 疑う心が 事故防ぐ ――
運転時に大切なことは、常に「歩行者が飛び出してくるかもしれない」「前車が急に停止するかもしれない」などと疑う心を持つことです。事故を防ぐために、運転中だけは疑り深い性格になることが大切です。
―― 雨の夜間 歩行者の飛出し 意識して ――
雨の日は歩行者の飛び出しが多くなりますが、夜間だとさらに歩行者の存在を見つけづらいので要注意です。雨の夜に運転をするときには、常に飛び出しを意識してハンドルを握りましょう。
―― 適切な休憩で 集中力を 維持しよう ――
長時間運転で集中力が低下すると、運転中起こりうる色々な危険な事態への反応が確実に遅くなります。運転中は適切な休憩をとって集中力を維持し、様々な危険にいち早く反応できるように心がけてください。
―― 一時停止 止まるだけでは 意味がない ――
一時停止はただ漫然と止まるだけでなく、交差道路の安全確認をしてこそ意味があります。チラッと見ただけで車が来ていないとすぐに判断せず、しっかりと頭を動かして交差道路の安全を確認してください。
―― 他車にブレーキ それは事故の 一歩手前 ――
普段、他の車にブレーキを踏ませるような運転はしていませんか?進路変更や、駐車場等から道路に流入するタイミングが強引だと他車にブレーキを踏ませることになります。こういった行動は事故一歩手前と心得て、他車にブレーキを踏ませない運転を心がけてください。
―― 落とし物 車を停めて 探しましょう ――
車の中での落とし物は、運転しながら探すと危険です。必ず安全な場所に車を停めて、ゆっくりと探すようにしましょう。
―― 安全週間 無事故・無違反 徹底を ――
2022年の全国安全週間のスローガンは「安全は 急がず焦らず怠らず」です。自動車の運転においても、「急がず焦らず怠らず」の精神を大切に、無事故・無違反で過ごしましょう。