―― 車間距離 しっかり確保で 事故防止 ――
高速道路上で、事故を起こした車両に追突する事故が後を絶ちません。時速80キロで走行する場合は約80メートル、時速100キロでは約100メートルを目安に、いざというときにしっかりと止まることができるだけの車間距離を確保しましょう。
―― 急ハンドル 避けて防ごう 横転事故 ――
速度を出して運転している際に急ハンドルを切ると、車が横転する危険があります。速度を控えて運転することはもちろん、運転中はさまざまな危険を予測して、急ハンドルや急ブレーキといった「急」のつく運転を行わないように心がけましょう。
―― 踏み間違い 他人事と 思わない ――
ニュースで高齢ドライバーのペダル踏み間違い事故をよく報道しているため、踏み間違いは高齢者が起こす事故と思っていませんか? 実際には、若者でもペダルを踏み間違える事故は多数発生しています。決して他人事と思わず、気を引き締めましょう。
―― 後悔を する余地のない 運転を ――
万が一事故を起こしてしまったあと、「もっとしっかり確認しておけば…」「無茶な車線変更をしなければ…」などいくら後悔しても事故の前には戻れません。事故を起こしていない今、後悔する余地のないような運転をしてください。
―― 明日運転 早めの就寝 心がけて ――
次の日に運転の予定があるときには、睡眠不足で運転中に眠気に襲われないように早めの就寝を心がけましょう。早めの就寝は起きている間の集中力も高めますので、必ず睡眠時間の確保を怠らないようにしてください。
―― 不安だな 少しでも感じたら 確認を ――
運転中、死角に何か潜んでいるような不安を感じることはありませんか?少しでも不安があれば確認をして、それでも不安であれば車を降りて安全確認をしてください。確実に安全を保証できる状態で気持ちよく運転しましょう。
―― 交差点 停止位置は 守りましょう ――
交差点で停止する際、停止位置をきちんと守っていますか。停止線を越えて停止していると、右左折してくる大型車両等の進行を妨げることになりかねません。信号待ち等で交差点で停止する際には、必ず停止線の手前で待ちましょう。
―― 踏まないで それは人かも しれません ――
夜間、道路上に発見した黒い塊を障害物だと思ってそのまま乗り越えたら、実は人だったというように、道路上での酩酊や寝そべり等により交通事故にあう歩行者が後を絶ちません。道路上で障害物を発見した際には、安易に乗り越えるのではなく、周囲の安全を確認したうえで、できるだけ避けて通行してください。
―― あなたの路上駐車 実は大迷惑 ――
「少しの時間だから……」と何気なく駐車した車ですが、渋滞の原因になったり、大きな死角を作ったりと、実は大迷惑です。駐車車両に起因する交通事故も後を絶たないことから、たとえ短時間であっても、必ず駐車場を利用するようにしてください。
―― 急いでいても 絶対やめよう コンビニワープ ――
交差点の横にあるコンビニ等の駐車場を通り抜け、ショートカットする行為を「コンビニワープ」と呼びます。交差点での信号待ちを回避するために行われるようですが、コンビニワープ中はスピードも出ており、非常に危険で迷惑な行為です。コンビニをはじめ、店舗の駐車場は多くの人と車が行き交う危険な場所であるため、ショートカットするための利用は絶対にやめましょう。
―― 確保しよう 人と車の ディスタンス ――
皆さんは、歩行者のそばを通るとき、どのような運転をしていますか。道路交通法において、車両は歩行者の側方を通過するときは、安全な間隔を保持するか、または徐行しなければならないとされています。歩行者との距離について、今一度、自分自身の運転を振り返ってみましょう。
―― 危険です 車内は想像以上に 高温に ――
小さな子どもが車内で熱中症になり、命を落とす痛ましい事故が後を絶ちません。エンジンを止めて炎天下に駐車した車内の温度は、すぐに命に危険なレベルに達します。たとえ短時間であっても、車内に子どもを残すのは絶対にやめましょう。
―― 出発は 皆がベルトを 締めてから ――
シートベルトを正しく確実に着用することが、事故に巻き込まれた際に自らの命を守る唯一の方法です。これは、運転者だけでなく、同乗者にも言えることです。運転者は、同乗者全員がシートベルトを締めたことを確認してから発車することを徹底してください。
―― 高速道路 ETCカードを 忘れずに ――
高速道路を利用する前には、必ずETCカードが車載器に挿入されているかどうかを確認しておきましょう。その際、有効期限の確認も忘れずに行ってください。挿入忘れや期限切れは料金所での事故の元です。
―― サンダルは ぺダル操作を 誤る恐れあり ――
アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故が後を絶ちません。その原因の一つに、サンダルなど運転に不適切な履物での操作が挙げられます。サンダルやハイヒール等、アクセルとブレーキを操作しにくい履物での運転はやめましょう。
―― 抱っこでは 大事な子どもを 守れません ――
生後数か月の子どもを乗せた車が交通事故を起こし、赤ちゃんが重症を負うケースが散見されます。多くの場合、赤ちゃんは、お母さんに抱っこされているようです。6歳以下の子どもを車に乗せる際にはチャイルドシートの使用が道路交通法で義務づけられています。小さな命を守るためにもルールを厳守しましょう。
―― 眠たいな 感じる前に 休みましょう ――
長距離・長時間運転時には、こまめな休憩が不可欠です。少なくとも2時間に一度は休憩をとりましょう。また、運転時に眠気を感じたときには、無理に運転を継続せず、仮眠とるとすっきりします。なお、仮眠は20分程度にとどめ、運転を再開する前には軽く体を動かすなどして、体をしっかりと起こしましょう。
―― 予測しよう カーブに潜む あらゆる危険 ――
夏場はレジャー等で山道を走ることがあるでしょう。山道では、特にカーブに注意が必要です。カーブの手前でしっかりと減速しなければ、曲がりきれないおそれがあります。また、対向車のはみ出し等を予測して、自車の走行位置にも気を配りましょう。
―― 意識しよう 車は走る 広告塔 ――
自分の運転が見られているという意識はありますか。バスやトラック、タクシーはもちろん、社名の入った乗用車等が危険な運転をすると、企業イメージの低下に直結します。最近はドライブレコーダーの普及も進み、危険な運転はあっという間に世間に広がってしまいます。自分の運転は見られているという意識を持ち、安全運転に努めましょう。
―― 先進安全装備 過度な信頼は 危険です ――
衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備の普及が進んでいます。その一方で、機能を過信して思わぬ事故につながるケースもあります。飛出しや割込み、天候や路面状況など、条件等によっては装備が作動しないことがあることを改めて理解した上で、安全運転を心がけましょう。
―― 後退は 真っ直ぐバックが 基本です ――
バックの基本は、真っ直ぐバックすることです。ハンドルを操作しながらバックすると他車に接触するリスクが高まります。切り返しを行い体勢を整え、できるだけ真っ直ぐバックすることを意識しましょう。
―― 横断歩道 前車の停止に 理由あり ――
横断歩道とその手前30メートル以内の場所では追越しと追抜きが禁止されています。横断歩道の手前で前車が停止した場合は歩行者等の横断を予測する必要があります。安易に追越す行為は交通違反であるだけではなく、非常に危険ですので絶対にやめましょう。