以前、信号交差点を右折するときは、道路幅員が大きい交差点ほど、同方向から横断してくる自転車や歩行者を見落としやすいという分析結果を紹介しました。
右折時に「同方向」からくる自転車等を見落としやすい交通環境は、「道路幅員が大きい交差点」の他にもう一つあります。
日頃から安全運転を心がけておられる皆さんは、もうお気づきだと思いますが、「夜間運転」時です。
下のグラフは、昼夜別に右折する四輪車と横断してくる自転車・歩行者の進行方向別の比率を表しています。
昼間の進行方向を見ると、自転車・歩行者ともに「同方向」からの事故の比率が47%になっていますが、夜間になると「同方向」からの比率が自転車が65%、歩行者が64%と非常に高くなっています。
交差点を右折するとき、「同方向」からくる自転車等は運転者から見ると右後ろから横断してきますから、昼間であっても死角になります。これが、周辺が暗くなる夜間となると、車のヘッドライトは前方しか照らしませんので、確認するのはさらに困難になりますよね。
夜間交差点を右折するときには、このこと特に意識して、右後方からの横断者の確認を徹底してください。
(2012.9.13更新)
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