軽油の凍結に注意しよう

温かい地域から寒冷地に行く際は、できるだけ現地で給油すること
温かい地域から寒冷地に行く際は、できるだけ現地で給油すること

 皆さんのなかで、軽油を燃料としている車を使用している人はおられますか?
 これから、スキーなどのレジャーで寒冷地に向われる方も多いと思いますが、軽油を使用しているディーゼルエンジン車に乗られている方は、軽油の凍結に注意してください。 

 

 軽油は、凍結温度によって5等級に分けられており、通常、関東以南の地域では、年間を通じて凍結目安温度が高い特1号(凍結目安温度5度)、1号(凍結目安温度-2.5度)と呼ばれる軽油が使用されています。

 

 ですから、こうした軽油を使用している車が寒冷地に行くと、凍結の恐れがあります。
 軽油の凍結といっても、液体がカチカチに凍るのではなく、軽油の一部の成分の流動性が悪くなり、フィルター部などで燃料詰まりを起こしてしまうのです。


 燃料が詰まってしまうと、当然エンジンへ燃料が供給されませんから、エンジンの始動不良を起こしたり、たとえエンジンがかったとしてもすぐに止まってしまうトラブルが起きてしまいます。

 

 比較的暖かい地方の人が、スキーなどで寒冷地に行く場合には、現地でできるだけ早く凍結温度の低い軽油を補給するようにしてください。

(シンク出版株式会社 2013.1.10更新)

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