エコノミークラス症候群*と言えば、飛行機のなかの乾燥した狭い空間のなかで、長時間同じ姿勢で座っているとき発症するために、この名前が付けられたことはよくご存じだと思います。
最近では、東日本大震災などで車に避難して生活しているときにも発症するケースもあり、車のなかで避難生活する際の危険性も指摘されています。
エコノミークラス症候群に対する注意は、これだけではないようです。兵庫医科大学の服部教授らは、冬の運転時にも注意が必要だと訴えています。
冬の車内のなかは、乾燥した空気のなかでほとんど姿勢を変えずに座っているので、飛行機のなかに似ているといます。しかも、冬場は夏と違って水分補給の意識が薄いので、知らないうちに脱水症状が進み、危険な状態になることがあるというのです。
冬場は寒いので、トイレに行くのを億劫がって水分摂取を控えたり、車外で身体を動かさない人も多いのですが、冬場のドライブでも、1~2時間ごとに休憩をとって身体を動かし、こまめな水分補給をすすめています。
これから、スキー等に出かける際には、エコノミークラス症候群にも十分に気をつけてください。
*エコノミークラス症候群
正式には「急性肺動脈血栓塞栓症」。飛行機や車の中など旅行中に起こりやすい深部静脈血栓症で、長時間の下肢圧迫により足の静脈に付着していた血栓が、席を立つとき肺に上り肺の血管を詰まらせて、急性の肺動脈塞栓症が起こる症状をさします。
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