踏切の遮断機が上がっても確認を忘れないこと - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

踏切の遮断機が上がっても確認を忘れないこと

写真は事件現場ではありません
写真は事件現場ではありません

 遮断機の下りている踏切で、列車の通過待ちをしていて遮断機が上がると、2台目以降のほとんどの車は一時停止もせずに通過していきますよね。

 

 列車が通過した直後だから、もう列車は来ないだろうという意識があるのでしょうが、つい先日踏切の遮断機が上がっても決して安心できないという事件がありました。
 
 さる2月7日朝、京都府の京田辺市のJR片町線の踏切で電車の通過直前に、遮断機が上がり2台とバイク2台が横断したのです。
 原因は、電車接近を伝えて踏切を制御する電気信号ケーブルを、ネズミのような小動物がかじったため、接近の情報が途切れたために遮断機が上がったということです。

 

 列車の運転士は、車の直前横断などに気づいて非常ブレーキをかけましたが、踏切を通り過ぎて止まりました。幸い、けが人はなく事なきを得ましたが、一歩間違えると大惨事になるところでした。
 
 踏切では、前の車に続いて通過するときでも、必ず一時停止して安全を確かめる義務があります。
 定期運行していたバスの運転者は、「遮断機が上がったので動き出したが、走ってくる電車を見つけて停車した」と話しており、遮断機が上がっても、絶対に安全確認をしなければならないことを痛感しました。

(2013.2.14更新 シンク出版株式会社)

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