私たちの身体は、交感神経と副交感神経という2種類の自律神経がバランスよく働くことで、健康を保っています。
朝起きると、交感神経が働いて活動しやすい状態になりますが、夜になると副交感神経が働いて、昼間の疲れやダメージを回復する役目をします。
この2つの神経がバランスよく働くことで、健康を維持できる仕組みになっていますが、プロドライバーなどは夜間運転や長時間運転をする機会が多いために、2つの神経のバランスを崩しやすくなるので注意が必要です。
精神的なストレスなどで自律神経のバランスが崩れますと、身体を正常にコントロールすることができなくなり、疲れがとれない、体が重たい、頭痛、めまい、動悸等、微熱、不眠など、さまざまな不調があらわれてきます。そして、最終的には自律神経失調症に陥ってしまいます。
こうした症状を改善するには、まずは十分な睡眠時間を確保し、なるべく「夜寝て朝起きる」という生活リズムを守ることが大切です。
深夜運行や長距離運行をするプロドライバーなどは、夜間の睡眠を十分に取ることが難しい場合もありますが、できる限り早めに夜間の睡眠を確保するようにして、乱れた自律神経のバランスを整えるようにしてください。
(シンク出版株式会社 2013.7.23更新)