今年は、各地で大雪が降っており、車道から除雪した雪が道路脇に高く積まれている光景を目にします。
運転者としては、車道に雪がないと大変走行しやすいのですが、歩道に雪が積まれている道路では、いろいろな危険がありますので注意しなければなりません。
一つは、歩道に雪が積まれていると歩きにくいために、歩行者が車道に出てくるということです。
さる2月19日午前7時半すぎ、福島県郡山市の国道4号バイパスの車道を歩いていた女性(66歳)が、後ろから来た車にはねられ死亡する事故がありました。
道路の歩道には除雪した雪が積っており、女性は歩道の雪をよけるために、車道を歩いていたとみられています。
また、歩道に雪が残っている場所では、歩道を歩いていた人が雪を避けて急に車道に出てくることもあります。運転者は歩道を歩いているからと安心しないでください。
もう一つは、除雪の雪が高く積まれていると、交差道路から出てくる歩行者などが見えなくなるということです。
そのため、直前まで歩行者に気づかずに衝突するという危険があります。交差道路が雪山になっている所では、歩行者が出てくることを予測しておきましょう。
(シンク出版株式会社 2014.2.24更新)