夏場の交通事故は、高速道路等で多発すると以前もお話ししましたが、高速道路における車同士の事故で多いパターンを言えば、やはり追突事故です。
追突は物損事故が多いものの、高速道路などではスピード次第で死傷事故になることもあるので、軽視することは禁物です。
さる8月4日午後2時頃にも渋滞中の首都高速道路で、マイクロバスがリムジンバスに追突し、バスの乗客など12人が搬送される事故が発生しました。
事故の原因は追突したドライバーのわき見運転です。渋滞のためノロノロ運転で気が緩み、前方から目を離した隙にリムジンバスが減速し、ブレーキが間に合いませんでした。
追突事故では、このように多くのドライバーが、わき見をしていたか他のことを考えて前の車の動きをよく見ていなかったために起こることが多いのです。
わき見や考え事の理由は千差万別でしょうが、しっかり前を見ていれば防げる事故ばかりです。なぜ、わき見をしたのか。なぜ、ボンヤリしていたのか。その理由を皆で考えましょう。
そして、他人事ではなく、自分自身も「うっかりわき見をして事故を起こすかも知れない」と考えることが、事故防止にはもっとも大切です。
(シンク出版株式会社 2014.8.11更新)
多発する追突事故の原因の多くは、わき見や漫然運転など運転者のうっかりミスであり、事故防止対策には、運転者の追突原因に対する気づきが重要です。
教育用小冊子「自分で気づこう!!追突事故の危険」は、7つの事故事例をもとに自分自身の運転態度をチェックすることができ、「わき見」「思い込み」「漫然運転」による追突防止のための有効な教育教材となっています。