交通事故のなかで追突事故がいちばん多く発生していますが、追突されることを防ぐ手段はなかなか見つかりませんね。
それは、追突する側がわき見をしていたり、漫然と運転していたり、前車の動きを読み違えていたり、追突する側に責任があるケースが圧倒的に多いからです。
しかし、そういう状況にあっても運転者としては、追突される事故を少しでも減らす努力をしなければなりません。そのための方法としては、常に後続車の動きに注意を払っておくことが大事です。
後続車のなかには、「早く行け」とばかりに車間距離を詰めてきたりする車がいます。そうした車が後ろに付いたときには、ちょっとブレーキを踏んでブレーキランプを点灯させて、「少し離れてください」という意思表示をします。
そして、そういう状況の下で長く走行しないことが大切です。片側2車線であれば車線を移ったり、1車線道路であれば、道路端に少し広い場所などを見つけて、そこに入って先に行かせたりすることを考えましょう。
その他の方法としては、信号で停止するときなど自分が減速・停止するときには、ポンピングブレーキを踏んだりして、その動きを後続車に伝えるようにしてしてください。
(シンク出版株式会社 2014.10.24更新)
多発する追突事故の原因の多くは、わき見や漫然運転など運転者のうっかりミスであり、事故防止対策には、運転者の追突原因に対する気づきが重要です。
教育用小冊子「自分で気づこう!!追突事故の危険」は、7つの事故事例をもとに自分自身の運転態度をチェックすることができ、「わき見」「思い込み」「漫然運転」による追突防止のための有効な教育教材となっています。