高速道路では、本線上で渋滞のため停止している最後尾の車両に後続車が追突する事故がよく発生しますので、最後尾に停止する際はハザードランプを点灯させたりして、それ相応の注意をされていると思います。
しかし、渋滞車両の最後尾に追突する事故は、本線車道だけではありません。本線から出口に向かうランプウェイなどでも渋滞することがあり、追突事故が起きていますので注意が必要です。
本線から出口に向かうランプウェイは、道路構造上、多くの場所でカーブ線形となっており、その先をほとんど見通すことができません。
そのうえ、本線を走行しているスピードのまま減速せずに進入していくと、渋滞で止まっている車を見つけてとっさにブレーキを踏んでも間に合わず、追突してしまうのです。
高速道路を長時間走行していると、スピード感覚が麻痺してしまいます。本線から出てランプウェイに入るときは、渋滞していることがあるということを頭に入れ、十分にスピードを落として走行するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2014.11.6更新)
多発する追突事故の原因の多くは、わき見や漫然運転など運転者のうっかりミスであり、事故防止対策には、運転者の追突原因に対する気づきが重要です。
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