さる9月4日午後7時半ごろ、東京都港区の首都高速道路都心環状線内回りで、巨人軍の選手が運転するワンボックスカーが前を走っていたタクシーに追突し、押し出されたタクシーが前の乗用車に追突するという玉突き事故を起こしました。
事故を起こした選手は「車線変更をしようと思って少しよそ見をしていて、ぶつかってしまった」と話しており、わき見運転が事故原因のようです。
片側2車線の道路を走行しているときに車線変更をしようとして、変更する車線の車の動向が気になり、結構長く後方を見ていることがあります。
そのとき、前を走行している車がそのままのスピードで進行していれば何事も起こらないのですが、何らかの原因で減速していたりすると、それに気づくのが遅れ追突することになります。
車線変更するときに後続車の有無を確認するのは当たり前ですが、必要以上に後方の安全確認をするのは危険です。それだけ前方から視線を離すことになり、前車の急な減速に対応できなくなるからです。
後方の安全確認をするときには、2~3秒先の安全を確かめてから行い、すぐに視線を戻すように心がけてください。
(シンク出版株式会社 2015.9.9更新)
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追突事故原因の多くは、わき見や漫然運転など運転者のミスによっており、事故防止対策には運転者の追突原因に対する「気づき」が重要です。
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