1月の運転管理 …… 2016(平成28)年

■今年1年の無事故・無違反を誓いましょう

 新しい年を迎えるにあたり、交通事故防止・労働災害防止と運転者の健康を祈願しましょう。


 事業所の安全、安心、快適な職場づくりの決意を新たにするとともに、運転者自身も無事故・無違反の誓いをたてることが大切です。


 また、1月は雪道や凍結路でのスリップ事故が多発する時期です。初めて雪道を業務で走行する新入社員や派遣社員などに対しては、とくに念入りに指導してください。

1月の 安全運転目標
 ■無事故・無違反で安全運転を続けよう

1月の 重点管理目標
 ■年間の安全活動計画の策定

1月の  健康管理目標
 ■厳冬期の疾病管理を徹底しよう

  

■1月の安全運転目標──ドライバーの皆さんへ

■無事故・無違反で安全運転を続けよう

具体的な安全運転目標を立てる

 運転者として、今年1年の無事故・無違反を誓い、安全運転目標を立てましょう。

 

 運転目標には

 「右左折時は必ず横断歩道前で一時停止する」

 「バック時は必ず降りて後方の安全確認をする」

 「進路変更前には車の側方を目視で確認する」

など、具体的な運転行動を盛り込みましょう。

 

 「安全運転をします」といったスローガンだけで具体的な行動目標がなければ、1年間守れたかどうか自分で評価することが難しいからです。


  

■スリップ事故を警戒しましょう

雪が積もっていない場所も要注意!

 1月も先月に引き続き、道路の凍結などを警戒すべきシーズンです。

 雪の多い北国ではスリップに対する警戒意識も高く、スリップ対策を心得ている運転者が多いでしょうが、普段、雪道などを走行する機会の少ない運転者は注意が必要です。

 

 路面に積雪などがない場合でも、川沿いの道や山間部の峠道などで路面凍結していることがありますので、ブレーキやハンドル・シフト操作を慎重にして、スリップを防止してください。


こんな事故が起こっています!

夏タイヤで走行のトラックがスリップして

 対向車と衝突

 平成27年1月22日午前7時30分ごろ、山梨県富士河口湖町内の国道 139号で、トラックが対向車線に逸脱し、対向車線の中型トラックと正面衝突しました。

 現場は片側1車線の緩やかなカーブ。現場の路面は凍結していましたが、逸脱した側のトラックは夏タイヤのままで、チェーンなども装着されていませんでした。

 

 滑り止め措置の整備を怠ったことが、事故につながったものとみられています。


  

■1月の重点管理項目──管理者の皆さんへ

■年間安全活動計画の策定

 今年1年間の安全運転管理・指導の計画について、各部署に伝達し徹底しましょう。


 年末には情報提供をしていると思いますが、年初の安全衛生委員会の会合や、管理職の会議など、折にふれて事故削減目標や安全運転管理計画について繰り返しアピールしてください。


※年間の安全運転管理計画のサンプルはこちらからダウンロードできます

■優良職場、優良運転者の表彰

  昨年1年間、無事故・無違反を達成し、安全活動にも尽力した職場や営業所などの努力をたたえて、年始の安全祈願大会などの折に表彰しましょう。


 また、長年無事故・無違反を続けている優良ドライバーの表彰も全体の安全運転意識を高める上では効果的です。


 なお、運転者の事故・違反の実態を知るために、自動車安全運転センターの発行する運転記録証明書を取得するようにしましょう。

 
 

  

■1月の健康管理目標──従業員の皆さんへ

健康起因による交通事故

厳冬期の疾病管理を徹底しよう

 年末年始の暴飲・暴食などで胃腸が弱っていて病気にかかりやすくなっている可能性があります。また、持病のある人は寒い時期の体調管理にはとくに注意が必要です。

 安全運転にとって健康の確保が必要条件ですので、健康管理、疾病管理を重視したい時期です。

 

 気温が下がると血管が収縮し血圧は上昇しがちになります。高血圧気味の人は定期的に血圧を計測するとともに、温かい車内から出て寒い外気温に触れる時などは、防寒着などを着て身体を守りましょう。

 

 なお、休憩時には少し体操などをして適度に筋肉を動かすと、体温が上昇して免疫力もアップしますので、こまめに身体を動かす習慣をつけましょう。 

 健康診断で要検査とされた人は

 専門医を受診しましょう 

 定期的な薬の服用が必要な人は、

 管理者にも報告してください


こんな事故が起こっています!

運転中に突然意識を失い店舗に衝突!

 2013年2月4日午後3時半すぎ、東京・大田区のJR大森駅前にある貴金属買い取り店に2トントラックが頭から突っ込みました。

 

 幸い歩行者や店員にけがはありませんでしたが、トラックの助手席同乗者の話では、ドライバーが右折するはずの交差点を右折せずに直進し、店に突っ込む直前には意識を喪失していたということです。死因は何らかの発作によるものと見られています。

 

 国土交通省の調査では、トラックやバスドライバーの健康起因事故で最も目立つのは「脳神経疾患」と心筋梗塞など「心臓血管系」発作で、命に関わるこの2つの疾患が半数以上を占めているということす。

 同省では高血圧や高脂血症、糖尿病、メタボリック症候群などの既往のある運転者に注意を呼びかけています。

  

■その他の管理・指導項目

【すべての安全運転管理担当者の皆さんへ】

「休み明け運転」の危険を注意喚起

 休み明けは心身がなまっていたり、長期休暇の間に睡眠リズムが狂ってしまい、昼間の眠気が生じる恐れがあるため、うっかり事故・漫然運転事故などが多くなります。

 とくに、事業用自動車の運転者の場合は、休み明けに事故が顕著に多発するという統計もありますので、注意が必要です。 

 中部運輸局者では運送事業者が過去3年間に起こした交通事故(計1,235件)を対象に休暇開け日数の調査をしました。その結果をみると、トラックの事故840件のうち、休日明け初日の事故は222件あり、2日目に発生した事故の1.6倍に上っています。

 また、路線バスや貸切バスの事故228件のうち休日明けは61件で、2日目の1.1倍でした。

 一方、タクシーの事故は167件のうち休日明けは74件で、2日目の1.8倍に達しています。

 

 休日明けの体調については、鉄道総合技術研究所の研究班が鉄道運転士を対象にした調査で「機能低下の状態になる」との研究報告をまとめています(1998年11月)。

「集中と早めの危険予測」を指導

 休暇明けの運転では、とくに運転に集中することを心がけさせて、早めの危険予測と安全確認に努めるように指導しましょう。


 身体がなまっていると、とっさの反応や操作が遅くなる危険がありますので、先の状況まで早めの危険予測を行うとともに、念入りな安全確認をして「見込み運転」を防ぎ、急に反応をしなくてもすむような運転をすることが重要です。


  

【事業用自動車の運行管理者の皆さんへ】


年末年始の輸送安全総点検の

 結果報告

 12月10日から今月10日までは、年末年始の輸送等に関する安全総点検実施期間です。自主点検等を通じた安全性の向上を図るとともに、輸送安全等に対する意識の向上を図るための点検運動です。


 国土交通省では総点検実施状況の把握のため、トラック・バス・タクシーなど業態別に自主点検表(国交省のホームページからダウンロード)でチェックし、所管運輸支局の安全総点検自動車運送事業者等担当宛に提出を求めています。

 自主点検を実施した事業所は平成28年2月12日までに管轄の運輸支局まで送付しましょう。詳しくは同省のWEBサイトを参照してください

 安全管理(特に過労運転の防止対策、運転者等に対する指導監督体制)
  具体的には、
  「健康管理体制の状況(運転者健康管理マニュアルを踏まえて管理指導 )」
  「過労運転防止対策(改善基準告示の順守 )」
  「飲酒運転・薬物等運転への防止対策(危険ドラッグを含めた対策 )」
  「点呼の実施(運転免許証の確認を含む )」

  「車両の日常点検整備」「定期点検整備等の実施状況」
  「コンテナ輸送における安全対策の実施状況 」
  「バスターミナル及び自動車道の保守点検の実施状況 」 等
 ●運行管理の実施状況
 ●関係法令の遵守状況
 ●事故、自然災害等発生時の乗客等の安全確保のための通報・連絡・指示体制の
  整備・構築状況
 ●テロ及び新型インフルエンザの発生に備えた体制の整備状況

 

■トラック輸送の安全運動

 全日本トラック協会では、11月16日から第55回目の「正しい運転・明るい輸送運動」を実施しています(平成28年1月10日まで)。

 また、陸上貨物運送事業労働災害防止協会(陸災防)の主唱する労災防止運動(平成28年1月31日まで)も実施されます。

 交通事故だけでなく荷役作業時における墜落・転落災害防止などを推進しています。詳しくは陸災防のWEBサイトを参照してください。

  

■1月の安全運転管理ごよみ (2016年/平成28年)

日  付 行 事 等

 1日

元日

 2日(土)

・初荷

 4日(月)

・官庁仕事始め

 6日(水)

・小寒

 7日(木)

・七草

 10日

・110番の日──毎年1月10日は「110番の日」。110番は市民生活の安全に関する相談窓口です。緊急以外の相談は「♯9110番」を利用するなど、相談時の正しい通報については、警察庁のWEBサイトも参照してください。

  ~10日

・第55回「正しい運転・明るい輸送運動」(前年11月から)

  全日本トラック協会主催──詳しくは、全ト協のWEBサイトを参照してください 。

 10日

・年末年始の輸送等に関する安全総点検(前年12月15日から)

──国土交通省は毎年、輸送機関に対して自主点検等を通じた安全性の向上を呼びかけています。

(※詳しくは、同省のWEBサイトを参照してください)

 11日

・成人の日 (第2月曜日)

 12日(火)

1月の製品安全点検日──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等について、情報提供・注意喚起を行っています。

 14(木)

 15日(金)

第56回 交通安全国民運動中央大会(東京)

──14日が分科集会(ホテルグランドヒル市ヶ谷)、15日が本大会(日比谷公会堂)。
※詳しくは、全日本交通安全協会のWEBサイトを参照してください。

 15日(金)

年末年始無災害運動 ──(前年12月15日から)中央労働災害防止協会が主唱する運動、今年で45回目を迎えます。今年の共通標語は、

  「たぶん」「だろう」に危険がひそむ しっかり点検 年末年始 

 (※詳しくは、中災防のWEBサイトを参照してください)

 ~15日(金)

年末年始港湾無災害強調期間  ──(前年12月16日から)港湾貨物運送事業労働災害防止協会による年末年始の事故防止活動。

 15(金)

 21日(金)

・防災とボランティア週間──「阪神・淡路大震災」を踏まえ、平成8年より設けられました。

 16日(土)

・大学入試センター試験(~17日)

 17日

・防災とボランティアの日──1995年の当日発生した阪神・淡路大震災を契機として災害時におけるボランティア活動および自主的な防災活動への認識を深める目的で制定されました。

 19日(火)

自動車安全セミナー(中国運輸局主催)

 ──テーマ「ドラレコを活用した運転者教育について」など

 於 :RCC文化センター7F会議室

 講師:独立行政法人自動車事故対策機構 広島主管支所 他

 19日(火)

・自動車事故防止セミナー(近畿運輸局主催)

 ──テーマ「事故の特徴に対する有効な事故防止策」

 於 :ドーンセンター ホール7階(大阪市中央区)

 講師:関西大学 安部 誠治 教授 他

 21日(木)

・大寒

 24

法律扶助の日

 ──1952年(昭和27年)のこの日、法律扶助協会が設立されたこと記念して制定。同協会は2006年に改組され「日本司法支援センター(法テラス)」となり、経済援助を含めた法的支援を行う中心的な機関として活動しています

 25日(月)

・日本最低気温の日──1902年(明治35年)、北海道の旭川地方気象台で-41.0℃という日本の最低気温を記録したことによる。上空の強い寒気の通過と放射冷却現象によるものと考えられています。

 26日(火)

パーキングメーターの日──1959年(昭和34年)に東京都が日比谷と丸の内に日本初のパーキングメーターを設置したことによります。料金は15分単位で10円でした。当時は割高感があり、あまり利用されませんでした。

 31日

・年末年始 労働災害防止強調運動/陸上貨物運送事業労働災害防止協会前年12月1日からスローガン 「安全は荷主と協力 みんなで実行」

 荷役作業の安全対策ガイドラインを踏まえて、労災事故防止をはかる運動です。

   
 1月上旬 ・平成27年中の死亡事故速報(警察庁)
 1月下旬 ・平成27年中の交通死亡事故発生状況(警察庁)

 1月下旬

・平成27年12月末労働災害速報陸上貨物運送事業労働災害防止協会

 

 ◆1月の日没時間国立天文台天文情報センターによる)

 

 1日(金) 福岡 17:21 大阪 16:58

東京 16:38

 15日(金

福岡 17:32 大阪 17:10 東京 16:50
 31日( 福岡 17:48

大阪 17:25

東京 17:07

 

「早めにつけよう おもいやりライト
 運動に取り組みましょう!
 運転者の皆さん!1月も前月に引き続き日が短いので早めの点灯が必要です。遅くても日没の30分前には、ぜひ点灯するとともに、歩行者の見落としなどを警戒してください。

 「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯を ドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。横浜の運動事務局の呼びかけに呼応して全国で点灯活動を展開する動きが出ています。


 詳しくはおもいやりライトのサイトを参照してください

 

 また、JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開し、JAFインターネットWEBサイトでライト点灯に関して様々な情報提供をしています。

 ※詳しくは JAF Safety Light のサイトを参照してください

 

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