最近、高速道路を少し長く走行していて気づいたことがあります。
それは、多くのドライバーが進路変更するときに、ウインカーを出してから進路を変更するタイミングが早すぎるということです。
皆さんは、進路変更の合図を出してから何秒後にハンドルを操作しますか?
道路交通法には3秒前の合図が定められていますから、3秒待ってからハンドル操作を始める必要がありますね。
しかし、実際にはウインカーの合図を出しながら同時に進路変更を始めるような車が多くみられます。こうした早急な進路変更は、周りの車が進路を変更しようとする意思に気づく余裕がありません。一般道路でも危険ですが、高速道路では大事故に結びつく恐れがあります。
前方が少し混みだした時に、複数の車が合図と同時に進路変更を始める光景も何度か見かけました。互いに相手の行動に戸惑って、不必要なブレーキを踏んだり、慌てて自車線に戻ったりして危険な状況を生み出していました。
早急な進路変更は渋滞や接触・追突事故を誘発します。3秒待って、周囲の状況をよく確認してから進路変更に移りましょう。
(シンク出版株式会社 2015.1.19更新)
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