1月23日ごろから記録的な寒波が日本列島を襲い、普段は滅多に雪に降らない地方でも、道路に雪が積りました。
24日午前11時ごろ、愛媛県八幡浜市の国道378号線で、1台の大型トラックが路面凍結した坂道を上れなくなって渋滞が発生し、午後4時ごろには最大で100台以上が立ち往生しました。
また、24日午後5時半すぎ、宮崎市の山あいを通る国道269号線で、スリップした車がほかの車と接触して道路を塞ぎ、およそ30台の車が動けなくなりました。
暖かい地方に住んでいる人は、冬場になってもスタッドレスタイヤに履き替えることはありませんので、ほとんどの人はノーマルタイヤのままで走行していました。
雪が降り出しても、最初のうちは路面に雪が落ちても溶けてシャーベット状になっているので、ノーマルタイヤでも何とか走行できます。ところが、どんどん雪が降って路面に雪が積もってくると、ツルツルと滑ってきてコントロールできなくなります。
路面に少ししか雪がなく、何とか走行できていると油断するのですが、どこで積雪しているか凍結しているかわかりません。ノーマルタイヤでは、絶対に雪道を走行しないようにしてくだい。
(シンク出版株式会社 2016.1.29更新)
小冊子「雪道・凍結路の危険をイメージしよう」は、冬道を走行するにあたって、必要な知識が身についているか、また危険な行動をしていないかを「はい」「いいえ」でチェックすることにより、冬道走行の基本を学んでいただくことのできる教育教材です。