最近のデータによりますと、高速道路を利用する約90%の人がETCを利用しているほど普及しています。
そのETCですが、最近ETC2.0というバージョンに進化しているのを知っていますか?
では、ETCとETC2.0の違いはどこにあるのでしょうか?
一言でいえば、ETCが自動的に料金を支払う機能だけなのに対して、ETC2.0のほうは双方向の情報通信が可能になるということです。
現在、全国の高速道路上にはITSという通信スポットが約1600か所設置されており、その地点を通過する走行車両と双方向で情報通信を行い、広域的な渋滞情報を提供して最適なう回路を提供したり、事故情報の提供などさまざまな安全運転支援サービスが受けられるようになります。
また、圏央道の通行料金も約20パーセント割引されるというメリットもあります。
ただ、こうしたメリットだけでなく、ETC2.0の車載器を導入するには2~3万円のコストがかかるというデメリットもありますので、車を買い換えるときなどにETC2.0の導入を考えてみてはどうでしょうか。
【参考】ETCはETC2.0へ(国土交通省WEBサイト)
(シンク出版株式会社 2016.3.23更新)
「真のプロドライバーを育てる安全運転ハンドブック」は、物流技術研究会で培われてきたノウハウや、トラックドライバーとして必要な安全運転の知識などを国土交通省告示の「指導・監督の指針」の内容に基づいて、イラストや図解を中心にまとめた一冊です。
トラックドライバー様には安全運転知識のレベルアップに、管理者様にとっては、朝礼やミーティング時の話題提供の資料としてご活用いただくことができます。