最近のニュースで、警察庁が2017年にも高速道路の最高速度を、時速120キロに引き上げる方針であることが報道されました。
まずは、安全性に問題がない静岡県の新東名高速道路と岩手県の東北自動車道の一部区間が対象になるようですが、スピードが速くなってくると、いつまでも追越車線をノロノロと走行する車との軋轢が生じるのではないかと心配になります。
以前、ドイツのアウトバーンを何度か走行したことがあるのですが、一番右の車線(日本では左車線)では、トラックなどの車が時速90~100キロ位で走行しており、真ん中の車線は時速120~140キロ位、一番左の車線(日本では右車線)は時速150キロ以上で走行する車のために空いていました。
真ん中の車線を走行していて前の車を追い越すために一番左の車線に出ていくのですが、追越しに少し時間がかかると後ろからアッと言う間に後続車が接近してきて、びっくりしたことが何度かありました。
日本の高速道路では、車線ごとに走行するスピードが明確になっているわけではありませんし、結構遅い車がいつまでも追越車線を走行して後続車の走行を妨げていることが少なくありません。
最高速度が引き上げられる区間で追越車線を走行するときには、スピードを意識して走行する必要があるのではないかと思います。
(シンク出版株式会社 2016.4.14更新)