歩道を横切るときは確認を念入りに - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

歩道を横切るときは確認を念入りに

地下駐車場から出るときは死角が大きいので注意しよう
地下駐車場から出るときは死角が大きいので注意しよう

 皆さんは、道路外施設の構内や駐車場等から歩道を横切って車道に出るとき、安全確認をしっかりしていますか。

 

 自分では確認をしているつもりでも、危険な行動をしていることがあります。

 

 今日も、通勤途中に歩道を歩いていたとき、ビルの地下駐車場から出て歩道を横切ろうとした乗用車がいました。

 

 この車のドライバーは、いきなり歩道の中央ぐらいまで車体を出してから、停止して安全確認をしていたのです。

 

 地下駐車場の出口の壁が死角を作っているので、ある程度車体を出した所でないと歩道や車道の確認はできないのですが、いきなり車体を出してしまうのは危険です。もしその時、歩道上を自転車が来ていたら衝突していたかも知れないと感じました。

 

 これは、歩道を横切る場合に限りません。見通しの悪い場所で一時停止をして安全確認をするときには、車体をソロソロと進めて、まず、自車が死角から出ようとしているのを周りに知らせることが重要です。そうすれば、自転車なども警戒して速度を緩めるので、確認が安全に行えます。

 

 朝の忙しい時間帯では、どうしても急いで行きたくなり勢い良く道路に出てしまいがちですが、自転車なども急いでいることを念頭において、慎重な行動と十分な確認を心がけましょう。

 

(シンク出版株式会社 2016.7.25更新)

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