世界中で大ブームを巻き起こしているスマートフォンのゲームアプリの「ポケモンGO」ですが、最近日本でもついに配信が開始されました。
配信前から車を運転中に「ポケモンGO」をして、事故につながらないかと懸念されていましたが、各地でさっそく交通事故が起きたり交通違反で摘発される事態が起きています。
さる7月22日午後11時55分ごろ、京都府亀岡市の国道を蛇行運転しているミニバイクを警察官が発見し停止させたところ、運転していた男子学生がスマートフォンを手に持っており、道交法違反(携帯電話使用)で交通反則切符を切りました。
男子学生は、「ポケモンを探しながら走っていた」と話しているということです。
また、25日朝には滋賀県大津市の県道で信号待ちの車に乗用車3台が玉突き追突する事故があり、最初に追突した車を運転していた男性は「運転しながら、スマートフォンでポケモンGOをやっていて、探すのに夢中になっていた。前の車が赤信号で止まっているのに気付かず追突してしまった」と話しているということです。
ポケモンを探すにはスマホの画面を注視しなければならず、運転中の事故のリスクは携帯電話を使用して通話する行為の比ではありません。
「ポケモンGO」をしていて事故を起こすなどということは、人として大変恥ずかしい行為です。絶対に車を運転しながら「ポケモンGO」をしないでください。
(シンク出版株式会社 2016.7.27更新)
──監修:杉原厚吉(「計算錯覚学の構築」チームリーダー)
小冊子「錯視・錯覚に注意して事故を防ごう」は、下り勾配の坂が上り坂に見えるなど、運転中に起こる錯視・錯覚を具体的に紹介した事故防止教育教材です。杉原厚吉・明治大学先端数理科学教授を中心とした計算錯覚学の研究成果を活かしています。
5つの問題に回答を記入したのち、解説を読んでいただくと、「運転中の錯視・錯覚」について簡単に理解していただくことができます。
巻末には、「錯視・錯覚」をどれだけ意識して運転しているかを確認できるチェックリストを設けています。