先日、沖縄・北方対策大臣が大阪府内の高速道路を40キロ以上オーバーするスピード違反をして、自動速度違反取締装置いわゆるオービスによる取締りを受け、免許停止処分を受けたというニュースがありました。
この大臣はその後の会見で、「こういう形で取締りがあったことを知らなかったので、そんなに出ていたのかということを後で思ったぐらいだった」などと釈明していましたが、この話には非常に違和感を覚えました。
自分が走行している高速道路の最高速度を知らず、自分のスピードがどれくらい出ているかをスピードメーターで確認をせずに、おもむくままにスピードを出していたのかということです。
この政治家は、以前にもスピード違反で罰金を支払っており、こうした事実をみても、道路交通法を遵守する意識が非常に希薄な人だと言わざるをえません。
スピード違反をしないためには、自分が走行している道路の制限速度はどれくらいなのか、そしてどれくらいスピードが出ているのかをたえずチェックすることは当然です。
スピードを意識しないで運転していると、いつの間にかスピードを出し過ぎて、周りの車との速度差が大きくなり、事故の危険性が高まってしまうので注意が必要です。
(シンク出版株式会社 2016.9.14更新)
本テキストは、プロのトラックドライバーとして知っておかなければならないマナーとモラルについて解説しています。
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これらの事例がどんな問題につながるか、ドライバーが考えて記入する参加型の教材となっていますので、マナーやモラルについて考えるよい機会となります。
また、なぜマナーとモラルが重要なのかを管理者とドライバーの会話形式で解説し、理解しやすい内容となっています。
監修:酒井 誠
(一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構代表理事)