さる11月1日午前2時50分ごろ、茨城県内の町道で、同居する父親が心肺停止状態になったために119番通報し、駆けつけた救急車を自宅敷地内に誘導していた女性が転倒し、救急車にひかれて腕が折れるなどの重傷を負う事故がありました。
この女性がどのように誘導していたのか定かではありませんが、転倒してひかれたということは、車の進路上に立って誘導していたのではないかと思います。
バックする車を誘導するときの基本は、進路上に立たないというのが基本です。
この事例を見るまでもなく、車の進路上の真後ろに立っていると、急にバックしたときに誘導する人が車と衝突したり、塀などとの間に挟まったりする事故に巻き込まれてしまうことがあるからです。
誘導するときには車の真後ろに立たず、運転する人がサイドミラーやルームミラーで見えるように車の右後方の位置に立つようにしてください。
狭い場所では、横にあまりスペースがないので、車の真後ろに立ちがちですが、そういうところでも車の横にいることが大事です。
そうした位置にいれば、万一運転者アクセル操作を誤って急にバックしてきたときなどに車と衝突せずに済みます。
(シンク出版株式会社 2016.11.9更新)
バック事故が多発し困っていませんか?
小冊子「自分で気づこう!! バック事故の危険」は、駐車場や構内・狭い道などにおけるバック行動のイラストを見て、自分の運転上の危険をチェックすることができる小冊子です。
ドライバー自身がバック時の危険性に気づくことにより、バック事故防止を図る教材となっています。