先日も、マナーの悪い自転車との事故に気をつけましょうという話をご紹介しましたが、また、危険な行動をする自転車との事故が発生しました。
さる5月23日午前8時15分ごろ、富山市内の国道で、歩道から車道に進出してきた高校生の自転車に後ろからきた乗用車が衝突し、自転車に乗っていた15歳の男子高校生が頭の骨を折る重傷を負いました。
現場は幅約3mの一方通行路で、自転車は安全確認を怠ったまま歩道から車道に降りてきたものと思われます。
自転車の進路変更が事故の原因ではありますが、人身事故が起こった場合、四輪車側の過失割合の方が大きくなります。また、歩道上に障害物などがあり、自転車が歩道から降りてくる危険が容易に予測できるような状況では、とくに車側の過失が指摘されます。
歩道上に自転車がいる場合、常に車道に降りてくる危険を意識してその動きに注意しましょう。
(シンク出版株式会社 2017.5.30更新)
本テキストは、プロのトラックドライバーとして知っておかなければならないマナーとモラルについて解説しています。
運転場面や得意先での対応場面など15事例を収録し、イラストでマナーの悪い例やモラルの低いドライバーの姿を描いています。
これらの事例がどんな問題につながるか、ドライバーが考えて記入する参加型の教材となっていますので、マナーやモラルについて考えるよい機会となります。
また、なぜマナーとモラルが重要なのかを管理者とドライバーの会話形式で解説し、理解しやすい内容となっています。
監修:酒井 誠
(一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構代表理事)