警備員などの誘導を全面的に信用しない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

警備員などの誘導を全面的に信用しない

写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません
写真はイメージです。文中の事故とは関係ありません

 先日、福岡県北九州市で発生した交通事故が警備員の交通誘導ミスに原因があるとして、警備員2名と現場責任者が書類送検されたという報道がありました。

 

 昨年12月9日、1車線規制された県道のカーブで2台のバイクが正面衝突して転倒し、バイク乗員の1人が死亡、1人が重傷を負う事故が発生しています。

 

 このとき、規制区間の両端にいた誘導警備員が2人ともバイクについて抑止や通行の連絡をしていなかったため、1車線の中で対面通行となって事故が起こってしまったものと判断され、警備員を監督する立場の現場管理者にも事故の責任があるとされ、6月5日に3人が送検されました。

 

 私達は、道路上に誘導者がいるとその指示に従うことに慣れていますし、制止されなかった場合は「行っても安全だ」と思ってしまいがちです。

 しかしこの事故のように、誘導者がミスをすることもありますので、全面的に信用してしまうのは危険です。

 

 とくに、山道など見通しの悪い工事区間では、自分の目で安全確認をする意識をもって、速度を落として慎重に走行しましょう。

 

(シンク出版株式会社 2017.6.12更新)

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 本テキストは、プロのトラックドライバーとして知っておかなければならないマナーとモラルについて解説しています。

 

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監修:酒井 誠

  (一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構代表理事)

 

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