車のドアを開けるとき、後方の安全を確認する習慣がついていますか。
普段は確認しているつもりでも、急いでいるときは、つい忘れがちではないでしょうか。
さる7月24日午前7時ごろ、愛知県西尾市の道路で、救急患者を搬送するために現場に到着した救急車の乗員が助手席側のドアを開けたところ、後ろからきた自転車と衝突し、自転車の男性が重傷を負う事故が発生しました。
双方が安全確認を怠ったためとみられています。
交通事故総合分析センターの調査(※)によると、ドア開放による衝突事故は年間2000件以上発生していて、衝突相手の約67%が自転車、約19%が二輪車、残りが歩行者などとなっています(※イタルダインフォメーション№114より)。
なお、車の左右ドアへの衝突比率では右側のドアよりも左側のドア(助手席・後部座席)の割合が少し高い傾向にあります。路肩をやってきた二輪車や自転車が左ドアに当たりやすいのです。
ですから、車を止めたときには運転者自身が気をつけるだけでなく、車から降りる同乗者がいきなりドアを開けないように声をかけましょう。
(シンク出版株式会社 2017.7.31更新)
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