さる7月23日、茨城県小美玉市の常磐自動車道で、車線変更した乗用車に後続の乗用車が衝突し、2台の車はさらに道路左側のガードロープに激突する事故がありました。
この事故で車線変更した乗用車に乗っていた男性3名が全員死亡し、もう1台の後続車に乗っていた5名は重軽傷を負いましたが、一命を取りとめています。
この生死を分けたものは、何だったのでしょうか?そうです、皆さんが想像されているように、シートベルトを着用していたかどうかの差だったのです。
命を取りとめた5名は、全員がシートベルトを着用していたのに対して、死亡した3名は全員がシートベルトを着用していませんでした。
高速道路では、乗員全員がシートベルトの着用を義務づけられていますので、当然シートベルトを着用しなければなりません。
しかし、シートベルトは法令で決まっているから着用する、しないというのではなくて、自分の命を守るためには絶対に着用しなければならないということを痛感させる事故だったと思います。
(シンク出版株式会社 2017.8.3更新)
日頃何気なく運転をしているときでも、無意識のうちにこうしたほうが「得」をするとか、こうしないと「損」をすると考えて運転していることが多々あります。
本冊子は、運転のなかで「損」「得」感情が出やすい6つの運転行為について、損する運転と得する運転をマンガでわかりやすく対比し、なぜ「得する運転」が安全に寄与するのかをデータを交えて解説しています。