さる7月28日午後10時前、佐賀市の国道2633号でガソリンスタンドから出て国道に入ろうとした家族4人が乗った乗用車が、直進してきた乗用車に衝突されて横転して、後部座席に乗っていた男性が死亡したほか、8歳の息子も意識不明の重体となる事故がありました。
事故現場は、片側2車線の見通しのよい直線道路だということで、ガソリンスタンドから出ようとした車は直進車が来る前に合流できると判断したのかもしれません。
ところが、夜間は車の位置情報を知るにはヘッドライトしか手がかりがありませんので、遠くにいるように見えても意外と近くにいることが少なくなりません。
また、夜間の幹線道路では交通量も少なくなり、ほとんどの車はスピードを出して走行していますので、遠くにいると思った車があっという間に近づいてきます。
夜間にガソリンスタンドから幹線道路に戻るときだけでなく、駐車場などから道路に出るときにも、直進してくる車の存在に注意して、決して無理をして入らないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.8.7更新)
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