さる7月30日午後5時過ぎ、荷台に重機を乗せたトラックが北海道のJR千歳線の踏切に進入した際、高さ制限を超えた重機の先端が2万ボルトの電圧がかかる架線に触れ、火花が車両全体を走りタイヤも一瞬にしてパンクするという事故がありました。
この踏切は、4.5mの高さ制限が設けられていましたが、踏切手前にはその標識が掲げてあり、さらに車両が高さ制限を超過したまま進入するのを防止するために、H鋼式踏切注意標と呼ばれる鉄骨のバーも設置されていました。
トラックは、この鉄骨のバーに重機の一部が当たったにも関わらず、無理やり踏切に進入して、架線を傷つけたものです。
高さ制限を無視したトラックが、線路の高架下の道路を通過しようとしてガードに衝突し、列車の運行をストップさせることがよくあります。踏切でも高さ制限があるところでは、無理に通行すると架線を切ったりして列車の運行に影響を与えることがありますので注意しなければなりません。
荷物を積んで踏切を通過するときは、自車の高さを把握するとともに高さ制限を絶対に守るようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.8.9更新)
日頃何気なく運転をしているときでも、無意識のうちにこうしたほうが「得」をするとか、こうしないと「損」をすると考えて運転していることが多々あります。
本冊子は、運転のなかで「損」「得」感情が出やすい6つの運転行為について、損する運転と得する運転をマンガでわかりやすく対比し、なぜ「得する運転」が安全に寄与するのかをデータを交えて解説しています。