幹線道路の溝や中央分離帯などに、ポリ袋に入れたゴミが捨てられていることがあります。
こうした光景を目にするたびに、どんな人がゴミを捨てているのだろうと思っていましたが、このたび車の窓から家庭ごみを何度も投げ捨てたとして、岡山県倉敷市の56歳の男性会社員が廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されたというニュースがありました。
地域の住民から「朝の時間帯にごみを投げ捨てていく車がいて迷惑している」と警察に相談が寄せられており、逮捕された男性は「5年ほど前から家庭ごみを投げ捨てていた」と、驚くような供述をしています。
56歳にもなって、道路にゴミを捨てていいのかどうかの判断もつかないのかと憤りを感じてしまいますが、逆に考えれば、意外と普通の生活を送っている人が、道路にゴミを捨てているのかもしれないと考えさせられました。
当たり前のことですが、道路はゴミ箱ではありません。窓から外にゴミを捨てるということは、自分の人格を捨てていることと同じです。絶対にやめてください。
(シンク出版株式会社 2017.8.16更新)
本テキストは、プロのトラックドライバーとして知っておかなければならないマナーとモラルについて解説しています。
運転場面や得意先での対応場面など15事例を収録し、イラストでマナーの悪い例やモラルの低いドライバーの姿を描いています。
これらの事例がどんな問題につながるか、ドライバーが考えて記入する参加型の教材となっていますので、マナーやモラルについて考える機会となり、改善のキッカケとなります。
監修:酒井 誠
(一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構代表理事)