後方の二輪車・原付バイクが車の左側から追越しをかけることがあります。
本来、追越しは前車の右側に進路変更して行うもので、左側からの追越しは違反ですが、四輪車の速度が遅い場合、路肩を追抜くような形で前に出るケースが多いようです。
こうした行為は、四輪車と道路の左端との間に十分な間隔があれば危険は少ないのですが、間隔が狭い場合は接触事故などに結びつきやすく、場合によっては死亡事故となります。
さる、11月14日午前10時50分ごろ、愛媛県四国中央市内の国道を走行していた中型トラックを左側の路肩からから追い越そうとしたバイクが転倒し、路上に投げ出された21歳のバイク運転者の女性が同じトラックにひかれて死亡しました。
現場は雨で路面が濡れていて、バイクがトラックの車体などに接触してバランスを崩し転倒したものと思われます。
バイクを運転する人は、危険なので車の左側からの追越し・追抜きはやめましょう。
また、四輪車を運転する側もバイクの行動に気を配り、左折する際などはバイクが入り込めないように左側によるなどの対策をとりましょう。
(シンク出版株式会社 2017.11.21更新)
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