スピード違反をする理由として、「親が入院している病院から呼び出された」などと、スピード違反をしなければならない状況だった、と言い訳をする人がいます。
しかし、これがスピード違反をする理由にはならないことは、誰でもわかることです。
先日、千葉県教育委員会がスピード違反で摘発された女性教諭を「訓戒」の懲戒処分にしたと発表しました。
この女性教諭は、大学時代の友人と日帰り旅行中に新潟県内の関越自動車道の下り線で制限時速100キロのところを、68キロオーバーの168キロで走行していて摘発されたものです。
女性教諭は、県教育委員会の聞き取りに対し「トイレに急いでいて」と話しました。高速道路のSAやPAにトイレがない訳ではないので、実際には別の理由があると思います。
スピード違反に限らずどんな違反でもそうですが、違反運転をして「…だから」仕方がなかったと言い訳をする人ほど、違反することに対して抵抗が少なく何度でも違反をしています。
こうした考えで運転していると、いつかは大きな事故につながりますので絶対にやめましょう。
(シンク出版株式会社 2017.12.28更新)
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