高速道路における改修工事や低速車の作業などに伴い車線規制や速度規制が行われることがあり、走行車両が減速するため一時的に渋滞したり、車間距離がつまったりします。
交通規制現場の手前から規制の案内標識や電光掲示板で「工事車線規制」などの表示が出ますので、前方に注意して走行していれば危険はないはずですが、相変わらず漫然と走行している車が追突事故を起こしています。
さる5月24日午後1時ごろ、福島市内の東北自動車道上り線を走行していた大型トラックに別のトラックが追突する事故が発生し、追突したトラックの運転者が胸部を強く打ったことが原因で死亡しました。
直前から工事に伴う車線規制と速度規制が実施され、追突された大型トラックは時速約50km/hの速度で走行していました。
事故現場の高速道路は見通しの良い区間で、工事区間からは約1km手前でした。追突したトラックの運転者の前方不注視か漫然運転が事故につながったものとみられています。
高速道路を走行中は標識・表示をよく確認する習慣をつけて、前車の減速や渋滞に対応できるようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2018.5.29更新)
多発する追突事故の原因の多くは、わき見や漫然運転など運転者のうっかりミスであり、事故防止対策には、運転者の追突原因に対する気づきが重要です。
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