高速道路などでは、逆走事故がたびたびニュースになります。
逆走事故は認知症などの人がすることで、「自分は関係ない」と思っている方も多いのでしょうが、警察庁の調査によると、実際には8割が判断能力に問題のない運転者の不注意から発生しているということです。
高速道路だけでなく、町中の一方通行路を反対方向に走行した場合も逆走となり、道路交通法の違反としては「通行禁止違反」になります。
通行禁止違反の罰則は「3月以下の懲役または5万円以下の罰金」ですから、大したことはないように考えがちです。
しかし、通行禁止道路の走行によって事故が起こり、著しく交通の危険を生じさせたと判断された場合は危険運転致死傷罪が適用されることもあります。重大事故につながり危険運転致死傷罪となったら、最高で20年以下の懲役ですから、とんでもない重罪です。
ちょっと横着をしたではすまない事態に陥りますので、無人の高速道路の入り口に入る場合や、一方通行路・歩行者専用道路の走行には十分に注意しましょう。
(シンク出版株式会社 2019.2.19更新)
最近、他の車をあおったり、運転中にスマートフォンを操作したり、通行禁止道路を走行して重大事故を起こすなど、「ドライバー失格」と言える行為が目立つようになり、取締りや罰則が厳しくなる傾向にあります。
この冊子では、代表的な危険・迷惑運転を取り上げ、その罰則の重さと、運転上の注意ポイントを解説しています。
ドライバー向けのセルフチェック欄も設けていますので、自分が無意識のうちに危険・迷惑運転をしていないかチェックすることができます。今、事業所にとって運転者教育に最適の小冊子です。