警察庁の調査によると、2018年中に起きた交通事故のうち後部座席シートベルトを着用していなかった場合の致死率は、着用していた場合に比べて高速道路では9倍以上、一般道でも3.5倍高くなっていたことが、先日のニュースで報道されました。
高速道路で後部座席のシートベルトを着用していた場合の致死率は0.37%だったのに対して、着用していなかった場合は9.2倍の3.4%でした。
また、一般道路での着用時致死率は0.18%だったのに対し、着用していなかった場合は0.64%だったということです。
後部座席シートベルトの着用が義務化されてから11年も経過しますが、未だに後部座席のベルト着用率は高速道路で86%、一般道で65.6%にとどまっています。
このため、依然として非着用のために事故で死亡するケースが減少していないことに警察庁は警鐘を鳴らしています。後部座席の人にシートベルトの着用を促すことは、ドライバーの義務であることを自覚しましょう。
発進前に必ず全員がシートベルトを着用していることを確認してから、アクセルを踏むようにしてください。
(シンク出版株式会社 2019.2.27更新)
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