さる3月15日午後2時20分ごろ、長崎県波佐見町で乗用車がガードパイプに衝突する事故がありました。
運転していた78歳の男性は事故直後も意識があったそうで、救急車による搬送を断って自ら病院で手当を受け、自宅に戻ってから翌朝までに亡くなりました。
男性の同居家族は、翌日になって男性が心肺停止状態になっていることに気づきましたが、死因は事故の衝撃による出血性ショックだとみられています。
私達も、自損事故などを起こしたとき、意識がしっかりしていてそれほどの痛みがない場合は、救急車に来てもらうのが恥ずかしくなって、大丈夫と断ることがあるかも知れません。
しかし、頭や腹部を打っている場合は思わぬ衝撃を受けている恐れがあり、時間がたってから症状が出て危険なケースがあります。
救急隊員はプロであり交通事故被害者の搬送経験が多く、素人ではわからない兆候に気づくかも知れません。また、救急搬送時に交通事故の状況を医師に伝えますので、必要な検査をしてもらえる可能性が高まります。
救急車を呼べる状況では、救急隊員に任せることが大切です。
(シンク出版株式会社 2019.3.27更新)
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